まとめ 護蹄研究会レポート PART-7
突然ですが・・・、ショックです・・・。
ページ半分まで書いたんです・・・。本当です。信じてください・・・。
でね、不安な漢字があったので「F5」キーで部首から検索しようとしたら・・・そうしたら・・・。
なんだか画面が・・・真っ白に・・・。
心が折れそうです・・・。
気を取り直してがんばります~~・・・。はぁ・・・・・![]()
護蹄研究会 基調講演 牛蹄の構成成分と機能
・硬さ(硬度)・・・体重を支えるために絶対的に必要な要素。
・しなやかさ(粘弾性)・・・運動によって生じる荷重を微量変形(歪み)によって吸収する。
蹄角質の構成成分
・蛋白質(60~65%)、・脂質(0.5~3%) ・水分(30~35%) ・ミネラル(1%)
●蛋白質・・・蹄を支える屋台骨(建築物で言う骨格)、ケラチン(keratin)からなる。
・ケラチン・・・髪の毛の1/10,000、クモの糸の1/500。S-S結合で重合。
・S-S結合(エスエスけつごう)・・・物理的には非常に強いが、尿素で簡単に切れる。
●脂質・・・ケラチン細胞(骨組み)の間を埋め、蹄の水分調整機構(保水・防水)を担う。
・数ある脂質の中でセラミドだけが保水と防水とができる。他は防水だけ。
●水分・・・蹄のしなやかさを左右する。角細管の中に多く存在。
・角細管・・・強度維持のため角質内を走る管状構造。
●ミネラル・・・蛋白質や脂質を合成する酵素を誘導する。主なミネラルの働きとして。
・Ca・・・ケラチンの角化を促す。
・Cu・・・ケラチン繊維を呼び集める。
・S・・・ケラチン繊維の重合(S-S結合)。
・蹄底潰瘍患部の再生角質の性状・・・物理性状=柔らかい、化学性状=脂質が少ない=水分多い?。(おそらく蹄葉炎でも同じことが言えると思います。蹄鉄屋談)
・蹄病再発に関する一般的な考え方
蹄疾患 ↓
蹄病による角質細胞機能障害 ↓ ← ※
蛋白(ケラチン)や脂質を合成できない ↓
生体力学的機能(支える力)の喪失 ↓
体重を支えられず真皮を障害 ↓
蹄疾患 → ※へ (悪循環)
・基底膜がダメになる2つの原因
物理的損傷(地面、蹄底、骨、荷重などの圧迫)
化学的損傷(炎症性サイトカインやMMPによる生理バランスの崩壊)
・基底膜・・・蹄の角質部と知覚部との間に存在する薄~~い膜、蹄のもとであるケラチンを作る細胞(基底細胞)を繋留している。基底細胞への栄養の通り道でもある。
・基底膜が損傷を受けると、基底細胞が繋留でず、栄養も供給できなくなり、結果その部位には蹄が発生しなくなる。また、基底膜の3次元構造は回復に時間がかかり、元通りのキレイな構造にはならない。
細胞生物学手法による蹄の解析(試験管で再現する牛蹄)
・「蹄病によって出てくる物質が治療を遅らせている?」は本当か?・・・サイトカイン
サイトカイン・・・細胞同士の情報伝達に使われる蛋白質の総称。(細胞同士の言語)
・機能 : 細胞抑制(調節)物質
・構造 : 蛋白質
・産生 : あらゆる細胞
・受容 : あらゆる細胞
・広く多くの細胞で使われているサイトカインもあれば、特定の細胞同士でした使われないサイトカインもある。
・蹄底潰瘍牛の血中はサイトカイン量が多い。(多分、蹄葉炎も一緒。蹄鉄屋談。多分ね)
・サイトカインは蹄が損傷し、細菌などに患部が感染した場合、白血球を誘導するのに使われる。(マクロファージなどが使う)
・サイトカインは白血球誘導という「正」の働きをするが、蹄の角質形成不全という「負」の働きも持っている。(ケラチン細胞の角化を阻害)
・副腎皮質ホルモンも同様に蹄の角化を阻害する。(別名:ストレスホルモン:疼痛など)
・蹄病が治りづらいのは荷重等の物理的要因によるだけでなく、生理反応も深く関与しているのではないか?
栄養と蹄病との関係
ビオチン(BIOTIN)・・・水溶性ビタミンの一種。生命活動に必要な多くの酵素の補酵素として働く。
・ビオチンはケラチン、セラミドを誘導する。→ 蹄の強度UP。
・ケラチン・・・蛋白質(屋台骨)・・・硬さ↑。
・セラミド・・・脂質(保水・防水)・・・しなやかさ↑。
・アンモニアに侵された蹄質は水分調整機構が破綻し、水分を吸収しやすく、水分を放出しやすいという不安定な状態になりやすい。 → 結果、もろく弱い蹄となる。
づおおおぉぉぉぉ・・・ 終わった~~。
ま、つまり、蹄の日常管理では、糞尿に気をつけて、弱い蹄ならビオチンをあげてください。蹄病は物理的な問題だけでなく、生化学的な原因もあるようです。スルメと蹄は組成が似ている。無謀なシリーズ化はなるべく避ける。まじめな話は子供が大きくなって集中できる環境を作ってからにする。パソコンは故障したらなるべく早めに修理する。
だと思います。では、また、いつの日か。
あ、そうそう、今年もあります。関東装蹄師会主催の馬学講座。ぜひ来てください。
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