2008年11月25日 (火)

まとめ 護蹄研究会レポート PART-7

突然ですが・・・、ショックです・・・。

ページ半分まで書いたんです・・・。本当です。信じてください・・・。

でね、不安な漢字があったので「F5」キーで部首から検索しようとしたら・・・そうしたら・・・。

なんだか画面が・・・真っ白に・・・。

心が折れそうです・・・。

気を取り直してがんばります~~・・・。はぁ・・・・・sad

                                                        

護蹄研究会 基調講演 牛蹄の構成成分と機能

蹄角質にもとめられる機能

 ・硬さ(硬度)・・・体重を支えるために絶対的に必要な要素。

 ・しなやかさ(粘弾性)・・・運動によって生じる荷重を微量変形(歪み)によって吸収する。

蹄角質の構成成分

 ・蛋白質(60~65%)、・脂質(0.5~3%) ・水分(30~35%) ・ミネラル(1%)

 ●蛋白質・・・蹄を支える屋台骨(建築物で言う骨格)、ケラチン(keratin)からなる。

 ・ケラチン・・・髪の毛の1/10,000、クモの糸の1/500。S-S結合で重合。

 ・S-S結合(エスエスけつごう)・・・物理的には非常に強いが、尿素で簡単に切れる。

 ●脂質・・・ケラチン細胞(骨組み)の間を埋め、蹄の水分調整機構(保水・防水)を担う。

 ・数ある脂質の中でセラミドだけが保水と防水とができる。他は防水だけ。

 ●水分・・・蹄のしなやかさを左右する。角細管の中に多く存在。

 ・角細管・・・強度維持のため角質内を走る管状構造。

 ●ミネラル・・・蛋白質や脂質を合成する酵素を誘導する。主なミネラルの働きとして。

 ・Ca・・・ケラチンの角化を促す。

 ・Cu・・・ケラチン繊維を呼び集める。

 ・S・・・ケラチン繊維の重合(S-S結合)。

                                                           

蹄病はなぜ治りにくいのか?

 ・蹄底潰瘍患部の再生角質の性状・・・物理性状=柔らかい、化学性状=脂質が少ない=水分多い?。(おそらく蹄葉炎でも同じことが言えると思います。蹄鉄屋談)

 ・蹄病再発に関する一般的な考え方

  蹄疾患 ↓

  蹄病による角質細胞機能障害 ↓    ← ※

  蛋白(ケラチン)や脂質を合成できない ↓

  生体力学的機能(支える力)の喪失 ↓

  体重を支えられず真皮を障害 ↓

  蹄疾患 → ※へ  (悪循環)

                                                     

 ・基底膜がダメになる2つの原因

   物理的損傷(地面、蹄底、骨、荷重などの圧迫)

   化学的損傷(炎症性サイトカインMMPによる生理バランスの崩壊)

 ・基底膜・・・蹄の角質部と知覚部との間に存在する薄~~い膜、蹄のもとであるケラチンを作る細胞(基底細胞)を繋留している。基底細胞への栄養の通り道でもある。

 ・基底膜が損傷を受けると、基底細胞が繋留でず、栄養も供給できなくなり、結果その部位には蹄が発生しなくなる。また、基底膜の3次元構造は回復に時間がかかり、元通りのキレイな構造にはならない

                                                          

細胞生物学手法による蹄の解析(試験管で再現する牛蹄)

 ・「蹄病によって出てくる物質が治療を遅らせている?」は本当か?・・・サイトカイン

 サイトカイン・・・細胞同士の情報伝達に使われる蛋白質の総称。(細胞同士の言語

  ・機能 : 細胞抑制(調節)物質

  ・構造 : 蛋白質

  ・産生 : あらゆる細胞

  ・受容 : あらゆる細胞

 ・広く多くの細胞で使われているサイトカインもあれば、特定の細胞同士でした使われないサイトカインもある。

 ・蹄底潰瘍牛の血中はサイトカイン量が多い。(多分、蹄葉炎も一緒。蹄鉄屋談。多分ね)

 ・サイトカインは蹄が損傷し、細菌などに患部が感染した場合、白血球を誘導するのに使われる。(マクロファージなどが使う)

 ・サイトカインは白血球誘導という「正」の働きをするが、蹄の角質形成不全という「負」の働きも持っている。(ケラチン細胞の角化を阻害)

 ・副腎皮質ホルモンも同様に蹄の角化を阻害する。(別名:ストレスホルモン:疼痛など)

 ・蹄病が治りづらいのは荷重等の物理的要因によるだけでなく、生理反応も深く関与しているのではないか?

                                                        

栄養と蹄病との関係

 ビオチン(BIOTIN)・・・水溶性ビタミンの一種。生命活動に必要な多くの酵素の補酵素として働く。

 ・ビオチンはケラチン、セラミドを誘導する。→ 蹄の強度UP。

  ・ケラチン・・・蛋白質(屋台骨)・・・硬さ↑。

  ・セラミド・・・脂質(保水・防水)・・・しなやかさ↑。

                                                        

糞尿と蹄

 ・アンモニアに侵された蹄質は水分調整機構が破綻し、水分を吸収しやすく、水分を放出しやすいという不安定な状態になりやすい。 → 結果、もろく弱い蹄となる。

                                                              

                                                              

づおおおぉぉぉぉ・・・ 終わった~~。

ま、つまり、蹄の日常管理では、糞尿に気をつけて、弱い蹄ならビオチンをあげてください。蹄病は物理的な問題だけでなく、生化学的な原因もあるようです。スルメと蹄は組成が似ている。無謀なシリーズ化はなるべく避ける。まじめな話は子供が大きくなって集中できる環境を作ってからにする。パソコンは故障したらなるべく早めに修理する。

だと思います。では、また、いつの日か。

あ、そうそう、今年もあります。関東装蹄師会主催の馬学講座。ぜひ来てください。

 

  

  

 

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2008年11月18日 (火)

糞尿と蹄の関係  護蹄研究会レポート PART-6

自分でやっといてなんなんですが・・・。

最近、この「護蹄研究会レポート」をやり始めたことに少し後悔している今日この頃です。基調講演の時は確か1時間30分くらいだったと思いますが、あまりの内容の濃さと、なるべくわかりやすく説明しようとした努力と、ちょっとの怠慢でこんなに長いシリーズとなってしまいました。

この反省を踏まえて、無謀なシリーズ化は避けようと思いました。なんだか内容も難しげだし・・・。

でもね、最新の知見を共有することが、装蹄師や獣医師、ライダーやトレーナーなどが(馬(牛)を介して)共通言語で会話できる第1歩だと信じております。一人の天才的な理論は現場を混乱させるだけのように思います。

難しいことを難しい言葉で話すのは簡単で、難しいことをわかりやすく説明するのは難しい。とも思っております。A木先生の授業はいつ聞いてもわかりやすい。

あ、枕が長くなりました。

                                                       

糞尿と蹄の関係です。

「蹄質が悪いのは糞尿に関係するらしい」と、噂話程度で聞いたことがあると思います。

・・・あると思います。

実際に蹄から切片を切り出し、水とスラリー(含アンモニア)にそれぞれを浸漬した比較実験をしたところ、スラリー浸漬の方が明らかにタンパク質(主にケラチン)の溶出量が多いとの結果が出ました。

また、別の実験として、切り出した2つの蹄切片をそれぞれ水とアンモニアに浸漬させ、一度取り出し乾燥させ、次に蒸留水に2つとも浸漬。

で、一度アンモニアと水とにそれぞれ漬かった蹄質が乾燥後にどれだけ水分を吸うようになったか?という 「水分調整機構に及ぼすアンモニアの影響」 という比較実験も行われました。図1.)

Suibun

   ← 正常蹄の場合                                                 

                                                   

                                               

                                             

                                                 

これによると、アンモニアの影響を受けた蹄切片は、水に浸漬された切片に比べて水分の吸収量と排出量が多くなっていることがわかりました。

つまり、アンモニアの影響を受けた蹄は水分調整機構が破綻している。とのことです。

糞尿のアンモニアに侵され水分調整が破綻すると、水分のある環境下では水分を含みすぎてガフガフの柔らかい蹄質に、また、水分の乏しい乾燥した環境下では逆にカッピカピのカッサカサ、硬いだけでしなやかさの足りない欠けやすい蹄質になると思います。しかも同一蹄で。あ~怖い、あ~寒い。

また、尿素が蹄角質のケラチン同士の結合(S-S結合)を簡単に切ることができると 「蹄≒スルメ?」 の回で書いてあります。

なので、馬房内はなるべく清潔にしてください。ね。え?やってる?失礼しました。

次こそ、このシリーズの最終回。・・・になるようがんばろう。

このシリーズが終わったらまた、どうでもいい話をたくさんしよう。一話完結。

では。

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2008年11月11日 (火)

栄養と蹄病との関係 (ビオチン)  護蹄研究会レポート PART-5

最近気になった本で、「東大合格生のノートはかならず美しい・太田あや・文藝春秋刊・1,000円」というのがあり、読んでみた。

なるほど!頭の良い人のノートはわかりやすくキレイだ。字もキレイだ。

で、作者の太田あやさん、現役東大生、コクヨで「東大ノートに最適なキャンパスノート作り」という企画があり、まんまとその企画に載って「東大ノート」を購入しました。

普通のノートとの違いは罫線上にドットがあり、短い定規でも縦にまっすぐ線を引けたり、文頭をそろえて書けたりするところです。

情報が伝わればある程度?字が汚くてもええじゃないか!!・・・と、思っていた私としましても、大いに反省をし、このノートを使わせていただきました。

実に使いやすい!(まだ1ページだけだけど・・・しかも図)

                                                          

え~と、ビオチン

ビオチン(BIOTIN)

馬の飼料添加剤にフーフ・フードというフーフ(夫婦)・フード(風土)、つまり漢字で書くと夫婦風土。お互いの育ってきた環境を踏まえて、2人のこれからの・・・。

うそ、フーフ=Hoof=蹄、フードは食べ物って意味。

ま、平たく言えば蹄の栄養剤とでも言いましょうか。

このフーフ・フードに入っているのをよく見かけるのがビオチンです。多分、ビタミン類とのことなので、普通のエサにも入っているとは思いますけど。フーフ・フードにはその含有率が高いのではないでしょうか?

では、そのビオチンって何なのさ?そんなあなたの「?」に答えようと思います。(何度も言いますが、受け売りですけど・・・牛の蹄だし)

ビオチンは水溶性ビタミンの一種であり、生命活動に必要な多くの酵素の補酵素として働きます。(図1.)

No1                                                 

いろんな酵素を助けるってことでしょうかね~?

                                              

ちなみに、ビオチンが欠乏すると、こんな症状があります。(図2.)

ビオチンを投与 → 血中ビオチン濃度が上昇 → 蹄角質での脂質、コレステロール、セラミド、ケラチンなどが増加 

「蹄≒スルメ?」の回でケラチンは蹄を支える屋台骨(骨格)、セラミドは水分調整機構(保水、防水)(特に保水ができるのは数ある脂質の中でもセラミドだけ)で、これらの働きにより蹄は重い体重を支える硬さと硬くても割れないしなやかさをもちあわせることができると書いています。

で、ビオチンを摂取すると、こういったセラミドやケラチン(CK10)を誘導してくれるのだそうです。

以前私は、フーフ・フードの存在に疑問を持っており、あまりオススメしておりませんでした。「蹄に近い成分が入っていて、それを食べれば蹄が生えやすくなる」的なイメージしか持っておらず、その理論が「?」だったからです。

ならば、頭髪の薄い人が髪の毛に近い成分を食べれば生えてくるのか?そんなのは聞いたことがない。この科学が発達した人間の世界で。

なので、「蹄を生やすには歩かせるのが一番。」としか言えていませんでした。

歩く → 蹄に荷重 → 蹄機の作用 → 蹄の血液循環の促進 → 基底細胞への栄養供給 → 基底細胞でケラチン(蹄角質)増産 → 蹄の成長促進

が、もっとも自然な発想だと思っていたからです。

でも、ビオチン(フーフ・フード)を摂取すると、ケラチンやセラミドが増え、蹄質の改善や成長の促進が期待できるようです。

学会でもそのように報告されているようです。(牛)

理論的に裏づけがしっかりしていると思うので、ビオチンを勧めて行こうと思っています。

あ、でもね、蹄に問題がある馬に限定。添加剤なので、過剰な摂取は禁物だと思います。

なるべく自然に、それが一番だと思っております。

では。

  

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2008年11月 9日 (日)

サイトカイン (蹄の修復を邪魔するもの) 護蹄研究会レポート PART-4

先日、車の免許の更新をしたとき、その日の格好が今まで持っていた免許の写真の格好と同じことに警察署で気づきプチショックをうけた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?

パソコンが治ったので久々の更新です。(ただサボっていただけかも・・・ぼそっ)

え~、今回は「サイトカイン」です。

                                                            

サイトカイン

細胞同士の情報伝達に使われるタンパク質の総称。

機 能 : 細胞制御(調節)物質

構 造 : タンパク質

産 生 : あらゆる細胞

受 容 : あらゆる細胞

つまり、サイトカインとは細胞同士の言語のようなものである。

E081109                                              

 蹄底潰瘍、蹄血斑などで患部が細菌等に感染したとき、白血球に出動要請をするのにサイトカイン(IL-1β)が使われます。(図1.)

が、しかし、ここで問題。

サイトカインには副作用があります。

蹄角質細胞(ケラチン)の角化(硬化)を阻害するようです。

皆さんの知っている硬~い蹄は、基底細胞で産生されたばかりのときはまだ柔らかく、地面が近づいてきたらカルシウムの作用で角化が始まると以前 「蹄の水分のお話。」のところでお話したと思います。

サイトカインはどうやらこの角化を阻害、つまり、蹄を硬くするのを邪魔する働きがあるようなのです。細菌をやっつける時には白血球を誘導する良い働きをするのですが・・・。

ちなみに、サイトカインのほかにも、副腎皮質ホルモン(別名ストレスホルモン)も同様に角化を阻害するようです。(図2.)

蹄病が治りづらいのは荷重等の物理的要因によるものだけではなく、生理反応も深く関与しているのではないか?・・・とのことでした。

全て護蹄研究会の発表内容の受け売りですので。

                                                        

え~・・・。

だらだらとで申し訳ありませんが、あともう少し続きそうです。もうしばらくのお付き合いを。

次回はビオチン(BIOTIN)の予定です。

 ※予定内容は予告なく変更する場合があります。

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2008年10月 8日 (水)

お騒がせいたしました。

先日久々にアップをしたものの、イメージ画像が小さいままとなってしまい非常に見難い記事となってしまいました。

どーもすいませんでした。

どうやら、サボっていた最中に、機能が変わっていたようです。サポートセンターに問い合わせて1週間、ようやく返答があり、見やすく設定しなおしましたので、見てください。ね。

でもね~、もしかすっと、小さいままの方が字の汚さとか、絵の下手さとかがバレにくくてよかったかもしれません。はは。

でもね~、久しぶりのアップだったので気合を入れて書いたんですよ。で、これでどうっすか?くらいの気持ちでアップして、確認したら、・・・見えねーぢゃねーか!!。

まじ、悲しかったっす。肩身狭いし・・・。

ま、治しましたので、下手な絵と字ですが、見てください。

ぺこり。

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2008年10月 1日 (水)

蹄病はなぜ治りにくいのか?  護蹄研究会レポート PART-3

毎回ながら・・・お久しぶりです。日付変更線沿いに地球を2周していたもので。  はい、うそです。

なんで蹄病は治りにくいのか? それはもちろん、蹄が病んでいても、体重を支えるという仕事を強いられるからでしょう。人間みたいに松葉杖とか車椅子とかで患肢を保護できれば回復も早いんでしょうけどね。

しかるに、どうやら「体重を支える」とか、「動く」とかの物理的な原因のほかにどうやら化学的な原因もあるようです。

                                                       

蹄病再発に関する一般的な考え

蹄疾患 ↓

蹄病による角質細胞の機能障害 ↓ ※

蛋白(ケラチン)や脂質を合成できない ↓

生体力学的機能(物を支える力)の喪失 ↓

体重を支えられず真皮(しんぴ)を障害 ↓

蹄疾患 → ※へ

                                                      

上記のフローチャートは悪循環となり、どこかでこのフローを断ち切らないと改善しない。

                                                          

で、どうやら蹄病の治りづらい原因の一つとして、「基底膜に問題があるようだ」ということが牛の世界的な学会で発表された。ようです。

                                                 

Scan10030                                                                                               

基底膜とは、蹄の真皮質と角質との間に存在する薄い膜のこと。

                                              

基底膜が大事である2つの理由。

 1.基底細胞(蹄角質を製造する細胞)を支える。

 2.真皮から(基底細胞へ)の栄養の通り道。

                                                           

基底膜がダメになる2つの原因。

Oc01002  1.物理的損傷

  2.化学的損傷

                                            

MMPというゼラチンやコラーゲンを溶かす酵素が関与している。

蹄葉炎、蹄潰瘍などの炎症によって細胞の活性が悪くなる(働かなくなる)。その報告を基底細胞が受け取ると、基底細胞からMMPという酵素を分泌され、活性の悪くなった部分を溶かして組織の再構築を図ろうとする。

通常MMPは良い働きをたくさんするのだが、基底膜に関してはダメージを与える(溶かす)結果となる。

 

基底膜が損傷すると・・・。                                                       

Oc01001  1.栄養が基底細胞まで届かなくなる。→ 基底細胞が死ぬ。→ 蹄角質(ケラチン)が産生されてこない。

 2.基底細胞がアンカーを打つ場所がないので、その場にいられなくなる。→ 蹄角質(ケラチン)が産生されてこない。

基底膜は回復が非常に困難で、仮に回復したとしてもイビツな形となり元通りとはいえない。

つまりは、基底膜が損傷すると、蹄角質を作る基底細胞に栄養が行かなくなったり、基底細胞自体が居場所がなくなったり、ラジ、で、新しく蹄が産出されない。また、基底膜の回復にもかなりの時間を必要とし、しかも元通りにはならない。

これが蹄病を治りづらくさせている一因である。

                                                          あ゛~~~~~。

MMPだとか、基底膜、基底細胞だとか、酵素だ、活性だ・・・。話が小さすぎて頭がぎゅーーーっとなってきた。

芽生太郎とぜんまい侍でも見て頭を柔らかくしてこよう。(たまに一人で見るときもある)

では。

                                 

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2008年8月26日 (火)

蹄の水分のお話。

 え~・・・。北京オリンピックを観戦していて、「もしかして、日本が負けるのは私が観ているからではないか?」などとネガティブ・ジンクスに蝕まれていた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?

大変お待たせしました。あまりに仕事が無く、暇だったもので、トイレに引きこもっていました。7月は死ぬほど忙しかったんですけどね~・・・。

え~と・・・蹄の水分のお話でしたっけ?それでは・・・。

                                                      

3.水分・・・蹄のしなやかさ(弾性力)を左右する。(が、あまり詳しい事は未だに解明されていないようです。)

蹄をよ~~く観察すると、横方向と縦方向にそれぞれ微細なスジが見えると思います。(無いはずはありません。よ~~~く見てください、もっとよ~~~~~く。)

横方向の物を蹄輪(ていりん)、縦方向のものを角細管(かくさいかん)と申します。

ちなみに蹄輪は本来キレイに規則性を持っていますが、変に波打ったり、出っ張ったり、ラジバンダ・・・。すいませんつい。

変に波打ったり、出っ張ったりしているものを不正蹄輪(ふせいていりん)といいます。蹄輪は健康のバロメーターでもあります。

で、話は水分と角細管のお話。

水分は角細管の中に多く存在します。

角細管は、強度保持、水分調整の機能をしています。

Scan10028                                                

                                                 

                                                 

角細管は蹄の強度保持のために(水分保持も)管状構造をしていますが、もし、蹄にこのような支持構造が無い、均質無構造だとすると、豆腐やコンクリートのようにちょっとした衝撃にもろく、欠けやすくなるそうです。

                                                           

                                                           

4.ミネラル・・・蛋白や脂質を合成する酵素活性を誘導。・・・う~ん、難しい・・・。

蹄にはカルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、鉄、亜鉛、セレン、硫黄などのミネラルが含まれています。

主な元素の機能

Ca(カルシウム)・・・細胞内伝達物質。ケラチン細胞が産出時は柔らかく、時間の経過とともに下降してくるのだが、地面が近づいてきたことを知らせ(ケラチン細胞に)、角化(硬化)を促す。紙縒り(こより)を作るための信号。

Kera                                              

                                                     

                                                   

                                                            

Cu(銅)・・・ケラチン繊維の重合に必要なチオールオキシターゼ(ケラチン繊維を呼び集める)の補酵素。紙縒りを呼び集める。

S(硫黄)・・・ケラチン繊維の重合(S-S結合)に必要。紙縒り同士をつける糊。

                                                        

                                                           

芽生太郎さんが起きてきちゃったので今日はこれまでです。まだまだ続きます。

たぶんね。

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2008年8月11日 (月)

蹄≒スルメ ?

え~・・・ アッキーナこと 南 明奈さんのご両親とタメ(同い年)だということを知って若干へこみぎみの今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

大変遅くなりましたが、7月19~20日、東大弥生講堂で開催されました「護蹄研究会」のレポートをしようと思います。

大変勉強になりました。この感動をあなた(がた)に。

あ、でも、これ牛の蹄なので、馬との整合性は100%ではないと思いますのでご了承下さい。でもね、会場にいらした日装のM先生に聞いてみたら、解剖学的には(細胞レベルで)変わらないからそんなに違わないんじゃないの~・・・とのことでした。

                                                           

基調講演Ⅰ 牛蹄の構成成分と機能 の一部抜粋

蹄角質に求められる機能 ~硬さとしなやかさ~

 ・硬さ(硬度)・・・体重を支えるために絶対的に必要な要素

 ・しなやかさ(粘弾性)・・・運動によって生じる荷重を微量変形(歪み)によって吸収する。

                                                        

蹄角質の構成成分

 1.蛋白質 (60~65%)

 2.脂質 (0.5~3%)

 3.水分 (30~35%)

 4.ミネラル (1%)

で、この構成成分はスルメと近いんだそうです。・・・どーりで・・・犬が集まるわけだ・・・。

                                                      

 1.蛋白質・・・蹄角質の蛋白質は蹄を支える屋台骨(柱、梁)のようなもので、主成分はケラチンである。

 ケラチンは知覚部で産出される。蹄壁なら肉冠(蹄冠真皮・しんぴ)、蹄底なら肉底(蹄底真皮)

 知覚部とは、簡単に言うと骨と蹄角質(いわゆる「蹄」の部分)との間に存在する肉々した部分で、血管とか神経が通っている部分のこと。ここを釘で傷つけちゃうといわゆる釘傷となり、傷が深いと血が出てくる部分。

Scan10023_2

                                                  

sweat01、馬の図で書いちゃった。 この話は牛の蹄です。                

                                                                                                 

  知覚部で産出されたケラチンが紙縒り(こより)を縒るように集まり強度を増していく。                                                       

Scan10024_2                                                

   イメージ図です。                                     

                                                                                      

 ケラチン同士がS-S結合というイオウを使った結合をする。この結合は物理的には大変強い結合らしいのだが、尿素には非常に弱いそうです。

なので、馬房のオシッコはきれいに取ってあげてね。

 ケラチン細胞は生物学的には死んでいる状態だが、死んで硬くなることによって機能的に生きてくるという面白い性質を持っている。

                                                          

 2.脂質・・・蹄に含まれる脂質はケラチン細胞(骨組み)の間を埋め、蹄の水分調整機構(保水・防水)を担う。

  蹄角質層に存在する脂質には、中性脂質、コレステロール、遊離脂肪酸、極性脂質があり、中でも中性脂質に含まれるセラミドだけ保水機能を持っている。らしい。

 また、セラミドは蹄底に多く含まれ、蹄壁にはあまり含まれていない。ようです。

 なので、蹄底に塗る蹄油にはセラミド成分配合のものをオススメします。なんてね。

                                                        

 3.水分・・・蹄に含まれる水分は角質のしなやかさ(弾性力)を左右する。

あ、絵が必要ですね。書いてくるからちょっとタイム。

続きは後で。

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2008年8月 1日 (金)

装蹄師からの小さなお願い

装蹄師からの小さなお願いです。

この時期どちらでも落鉄で大変だと思います。(こちらも大変です)

なるべく洗い場で馬をひとりぼっちにさせないで下さい。

あなたの見えないところで馬たちはハエやアブと戦っているかも知れません。

馬が洗い場に繋がれているということは、動きを制限されているということです。

そんななかでハエやアブにたかられたら、発狂するのも当然です。

想像してみてください、もし、自分が裸で両手を両側にそれぞれ縛られて、ハエやアブが襲い掛かってくる状態を・・・。

前肢でコンクリをたたいたり、バタバタと動いたり、後肢で鉄パイプを蹴ったりして蹄鉄が緩み、結果落鉄しやすくなります。

騎乗後疲れているとは思いますが、なるべく迅速に手入れを終わらせ、馬房に返してフリーな状態にしてあげて下さい。

私の腕の問題も当然あるのですが、乗馬クラブによって落鉄の差があるのはこういった小さな配慮の違いがあるからだと思います。

落鉄がかさめば蹄壁がボロボロになり、しっかりとした釘が打てず、また落鉄しやすい装蹄となってしまいます。

この悪循環は装蹄費がかさむようになり、結果、クラブの運営にも支障をきたし、なによりも馬にとってはハッピーではありません。

落鉄は装蹄師の責任。確かに、その一因はあります。

しかし、配慮をすれば落ちない蹄鉄はたくさんあります。

みなさんのちょっとの気配りが、馬のハッピーに繋がります。

ので、よろしくお願いします。ぺこり。

以上、装蹄師からの小さなお願いでした。

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2008年7月26日 (土)

護蹄研究会

業界誌で「蹄・ひづめ」という雑誌がある。

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                                                                     ふと見ると「護蹄研究会開催のお知らせ」という記事が載っていた。

これは面白そうだ!是非参加しなくては!!・・・と、久しぶりに故郷の東京へ上京。・・・なんだか早口言葉みたい・・・。

会場は東京大学・弥生講堂だったのですが、高速バスで少し早めに着いたので、地元だった古本の街をぶらり。

Dejicamemei_027                                                  

                                                   

                                                 

なんだか人がゴミゴミしていて、やはり人間の住むところではないな~・・・と、再確認。

でも、これだけ人がワッサワッサうごめいているのに、なんとなく漂う無機質感が妙に懐かしく、心地よかったりもした。

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 故郷の味。神保町の交差点近くの立ち喰いソバ屋の天丼セット。(昔はカキアゲでした。)

甘辛のミニ天丼とぐったりとした麺が懐かしかったっす。

で、古本屋を数軒ハシゴし、東大へ。

Dejicamemei_028                                                    

 一応シンボル的に載せてみましたが、これは会場の講堂ではありません。

                                                           

参加費は学生1,000円、一般3,000円。・・・ほう・・・安いぢゃね~か。

・・・と、安心していたら・・・。受付で・・・。

「あの~・・・懇親会はどうなさいますか?」・・・と、受付の人に尋ねられ。

?!この手口、聞いた事があるぞ。

「い、いくらでしょうか?」

「5,000円です~。」

金額もなんだか覚えがある・・・。

悩んでいると。

「あ、お前はいいよ、参加で。」

?は?

あ、H先生。sweat01

「お金だけ置いていってくれれば帰っても。」

?へ?

あ、M先生。sweat01

まったく、これが茨城から遠路はるばるやってきた者に対する態度かね~。

しょうがないので、参加することに。苦手なんだけどね~。

発表は2日に分けて行われました。

夜は都会で一人暮らしの母と久々の食事。

おいしい麻婆豆腐のお店に行きました。

とにかく麻婆豆腐がウマかったのは憶えていたのですが、それ以外何を注文してよいのか検討がつかず店員さんにオススメを聞いて、それを頼んで出てきたのが・・・

Dejicamemei_029                                                  

 沸騰魚・・・とメニューには書いてありました。(読み方はわかりません)

出てきたばかりの時は本当にグツグツスープが沸騰しておりました。

金目鯛、白菜、エノキなどがトウガラシ入りのラー油スープ(に見えた)に入っており、辛ウマでした。

Dejicamemei_030                                                    

 今まで食べた中で一番おいしいと思った麻婆豆腐。

沸騰魚のあとに出てきて、以前ほどのインパクトはなかったっす。

最近読んでいる発酵関係の本に、「その国の食文化に合ったその国のお酒を」と書いてあったので、いつもならビール一筋なのだが、紹興酒にチャレンジ。

なるほど!!辛さを抑えてくれる!!

・・・と、いうわけで、「大変美味しい護蹄研究会 in 東京大学」レポートでした~。

あ、肝心の内容の方なんですが・・・、只今V(TR)チェック中でして、まとめたら報告いたします~。

スゴク勉強になりましたよ~。

牛なんですけど。ね。

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